医療脱毛は、高い脱毛効果が期待できる一方で、いくつかの欠点もあります。施術を始める前に、デメリットをしっかりと理解しておくことで、後悔のない選択ができるでしょう。ここでは、医療脱毛の主な欠点について詳しく解説します。
施術費用が高額になる
医療脱毛は、美容サロンで行われる光脱毛(エステ脱毛)と比較すると、施術費用が高額になる傾向があります。理由としては以下の点が挙げられます。
- 医療機関でしか使用できない高出力のレーザーを使用するため、設備費用がかかる。
- 医師や看護師などの有資格者が施術を行うため、人件費が高い。
- 1回あたりの効果が高いものの、毛周期に合わせて複数回の施術が必要。
一般的に、全身脱毛を完了させるには数十万円の費用がかかるため、予算をしっかりと考慮して計画を立てることが重要です。
痛みを伴う可能性がある
医療脱毛で使用するレーザーは、毛根に強いエネルギーを照射するため、人によっては痛みを感じることがあります。特に、以下の部位は痛みを感じやすいとされています。
- VIO(デリケートゾーン)
- ワキ
- ひざ下
痛みの感じ方には個人差がありますが、強い痛みを伴う場合は、麻酔クリームの使用や冷却機能付きのレーザー機器を採用しているクリニックを選ぶと良いでしょう。
施術後の肌トラブルのリスクがある
レーザー照射後、肌には以下のような反応が起こる可能性があります。
赤みや腫れ
一時的な炎症反応として現れることがある。
毛嚢炎(もうのうえん)
毛穴に細菌が入り、ニキビのような症状が出ることがある。
やけどのリスク
高出力のレーザーが皮膚に負担をかけることで、まれにやけどを引き起こすことがある。
これらのリスクを軽減するためには、施術前後のスキンケアが重要です。特に、保湿をしっかり行い、紫外線対策を徹底することが推奨されます。
完全な脱毛には時間がかかる
医療脱毛は、高い効果を発揮しますが、1回の施術ですべてのムダ毛を除去できるわけではありません。毛には「毛周期」があり、成長期の毛にしかレーザーが効果を発揮しないため、以下のような施術回数が必要です。
- ワキやVIO: 約5〜8回
- 脚や腕: 約5〜7回
- 顔: 約6〜10回
施術の間隔は1.5〜3カ月に1回が一般的なため、脱毛完了までには1〜2年程度の期間が必要になります。
施術できないケースがある
医療脱毛は、すべての人が受けられるわけではありません。以下のようなケースでは、施術が難しい場合があります。
日焼けした肌
レーザーがメラニンに反応するため、日焼け肌はやけどのリスクが高まる。
妊娠中・授乳中の人
ホルモンバランスの変化により、肌トラブルのリスクが高まる。
持病がある人
皮膚疾患や糖尿病などの持病がある場合は、医師の判断が必要。
医療脱毛には、高い脱毛効果や永久脱毛のメリットがある一方で、費用の高さや痛み、肌トラブルのリスクなどの欠点もあります。施術前にこれらのデメリットを理解し、信頼できるクリニックを選ぶことで、より安心して脱毛を受けることができるでしょう。
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